【納得感がポイント】最適な就職先を選択する7つの視点

若者を取り巻くビジネス環境は常に流動的に変化し続けている。

特にファーストキャリアの立ち位置は近年大きく変わりつつある。かつての「まずは3年」という就業のすすめのような社会通念はほぼ意味をなさなくなり、仕事を自己成長の場と捉え、第二新卒者として転職を繰り返す若者も少なくない。

Vorkersの研究によれば、バブル世代の入社理由として最も多いのが【業界】や【事業内容】であるのに対して、ゆとり世代の入社理由として最も多いものが、【自身の成長】や【将来のキャリア】となっており、若手世代は景気動向などによるリスク回避的な成長欲求が強く出ているということが伺える。

「まずは3年」という就活神話は、新卒者をマスでみてきた過去の遺産のようだ。

■皆さんはファーストキャリアをどう考えるのか?

「ファーストキャリアはものすごく重要で、絶対に失敗してはならない。」

こんな固定観念があるのであれば、その枠は取り外したほうが賢明だ。理由は単純で、社会経験がない学生が、正解を見つけるということ自体が至難の技なのだ。日本の就活は欧米に比べ、大学とビジネスの境目がくっきりと分かれているため自分にあった企業に出会う確率はどう考えても少ない。学生は正解ではなく、その時の最適解を見つけられればいいと思う。

僕は、若者にとって社会へ出る最初の学びの場となることがファーストキャリアの最も光り輝く部分であると考えている。だからこそ何を軸に最初の企業を選ぶのかということをじっくり考えてほしい。

■ファーストキャリアは、論調に流されず納得感で選ぶ

では、ファーストキャリアを選ぶ際に何を考えればよいか?結論としては、個人の成長と納得感を軸にするのがよい。

個人の成長の重要性

過去のビジネスは、労働集約的に、売り上げを上げていくことが、企業にとってプラスになり、それがインセンティブとしてきちんと還元されることが個人にとってのやりがいにつながっていた。

しかし、現在は自らの成長にコミットし、成長の機会や場をあたえてくれる企業に対してやりがいを描く若者が多くなっている。出生率が低下し、若年層の割合が低下することで必然的に、労働人口は減ってくる。日本のGDPもこのままいけば必ず低下していくということを見越していくと、個人が複数の職をこなしサラリーを得る必要があるということである。

そこで必要になるのが、言わずもがな個人の力だ。間違いなく自己成長という観点は必要だ。

納得感とはどういうことか?

では納得感とはどういうことだろうか?僕は、個々人に沿った能力が発揮出来る場があるかどうかだと考える(活躍実感)。

面白い研究結果がある、全国求人情報協会によれば、就職先を決める上での軸を条件面よりも社会意義や個人的な能力の発揮、教育研修評価制度を重視している若者の多くが初期キャリアを高位で獲得することができているということだ。就活では、短期的な容易さや、環境の良さに目が行きがちだが実際に長期で見てみると、個人の能力や、教育研修評価制度などを押さえることが、ポイントになりそうだ。これを納得感と定義しようと思う。

■納得感のある就職活動をするために、今から意識する4視点

納得感のある就職をするために必要なことは、自ら積極的にキャリアを考えることに他ならない。全国求人情報協会の研究結果によれば、下記の4点が初期キャリアを高位で獲得する若者の傾向としてあるようである。

1.大学進学時に、将来的なキャリアを見据えて入学すること

2.条件面よりも社会的意義や能力発揮、教育、研修制度を重視すること

3.広い視野で就職活動を行うこと

4.大学在籍中の積極的な活動を行うこと

1以外は、すべて今からでも意識的に行うことができる項目だ。是非実践してほしいと思う。

■今後のキャリアを考えていく上で、3つの視点

1.キャリアを連続的に考える

多くの学生は、キャリアを考えているとき「時点」で考えてしまう。

今あるキャリア教育というのは現時点にすごく注目してしまっているので致し方ない。現行の制度では、3年生の時点で就職活動が始まり、そこから現時点を軸に過去をどうにかこうにか現在につなげようとしてしまっているため、自己分析をしているときに、「私があのとき、ああしていたのは今のこれのためなんだ」などと謎の納得をしてしまう。

ただ、本来であれば、初期の段階からキャリアを意識しておけば、そのややねじ曲げられた紐付けという作業は必要なくなるのだ。定期的にキャリアについて考える時間を持つということは重要だと考える。

2.「何をしたいのか」と突き詰めていく

人生を生きていく上で、仕事は制限のように捉えられがちだが、そんなことはない。仕事をするということは、「自由」と「責任」があるということだ。何をしたいのかということを突き詰めて考え続け、自由に意思決定ができる。そこに納得感があれば、責任を持ちながら自由に仕事に取り組むことができるようになるはずだ。「何をしたいのか」と突き詰めていくことで「自由」で「責任」のあるキャリアを描くことができる。

3.キャリアパスを明示化していく(してもらう)こと

過去数十年は、「元気だな」=「営業」という安易なキャリアの決定が人事によってなされていた。(もちろんいまでもそのような企業はたくさんある)。他にも総合職で採用されて、営業に向いているという自己分析の中で、営業を楽しみにしている新卒が法務配属になり、そこでビジネスマン人生を終えるということはざらにある話だ。

キャリアパスがブラックボックスになっていることにより、キャリアと真摯に向き合えない現状があるため、キャリアパスをとことん追求して考えて見る(もしくは人事に聞いてみる)ということは非常に重要なことだろう。

■とことん自分と向き合って決める就職先が最高の選択

就職活動では、勤務地、労働時間、休日、給与、業種、仕事内容、会社の規模、将来性、安定性、社会的意義、、、様々な項目に優先順位をつけて企業を決定していくことになるだろう。その優先順位をつけて行く際に重要になってくることは、自己成長と納得感である。就活生にはこの部分を意識して最高の就活を行ってほしい。

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ABOUTこの記事をかいた人

村上卓斗

1990年宮城県生まれ。University of Leeds Sustainability 修了、修士(環境開発学)。地域を持続可能な開発の観点から発展させるべく、英国から帰国後ビジネスを学び、Uターン。地方への想いをダイレクトに還元するために、地域コミュニティ形成を粛々と進行中。誰かが笑ってると笑っちゃう。そんな世の中を作りたい。